- クレイパックはどの順番で使えばいいの?
- クレイパックと洗顔はどっちが先?
- 使うときの注意点は?
まず結論からいいますと、クレイパック(泥パック)を使う順番は下記の6ステップになります。
- 日焼け止めを落とす
- Tゾーンからのせる
- Uゾーンにのせる
- 乾燥する少し前まで放置する
- ぬるま湯でなじませて洗う
- スキンケアをする
クレイパックを使うときは洗顔はしなくて大丈夫です。
洗顔をすると、肌の乾燥につながるため注意しましょう。
この記事では、100種類以上の化粧水を使ってきたスキンケアエキスパートの私が、クレイパックを使う正しい順番とポイントについてお伝えします。
クレイパック(泥パック)の正しい順番
では詳しく見ていきましょう。
※クレイパックとは、肌の汚れを落とすためにつける泥パックのことです。
【ステップ①】日焼け止めを落とす
まずは、日焼け止めをしている場合は落としてください。
日焼け止めをしたままだと、クレイパックの効果が発揮できないためです。
そのため、日焼け止めを落としてからクレイパックを使いましょう。
- 濡れた手でも使えるクレンジングを用意する
- クレンジングを手にのせる
- 手のひらで伸ばす
- 顔全体に手のひらでつける
- ぬるま湯をつけて乳化させる
- ぬるま湯ですすぐ
クレンジングを使って日焼け止めを落とす。
正しい日焼け止めの落とし方については、下記の記事を参考にしてください。
»日焼け止めの正しい落とし方
【ステップ②】Tゾーンからのせる
次は、クレイパックを手にとって、Tゾーン(おでこ・鼻)からのせましょう。
Tゾーン(おでこ・鼻)からのせる理由は、皮脂が多く乾燥しにくいためです。
クレイパックを塗るときは、手のひらで伸ばして優しくのせるのがオススメです。
手にのせたらTゾーンからのせる。
こすらないように注意する
クレイパックをのせるときは、こすらないように注意してください。
肌をこすると、「ハリ不足」の原因になるためです。
こすると、ハリを作る「コラーゲン」や「エラスチン」がヘタってしまいます。
ハリを作る成分がヘタることで、肌のハリ不足につながるのです。
そのため、肌はこすらないように優しくのせましょう。
【ステップ③】Uゾーンにのせる
次は、Uゾーン(両頬・あご・口周り)へとのせていきましょう。
「Tゾーン」→「Uゾーン」と順番に、こすらずにのせていけば大丈夫です。
「両頬→あご→口周り」へと順番にのせる。
唇にのせるのは注意
クレイパックによっては、唇にのせるとヒリヒリして荒れる原因になります。
使用するクレイパックを確認して、唇までのせるのか口周りのみにするのかは判断しましょう。
基本的には口周りのみに使用するのが確実です。
【ステップ④】乾燥する少し前まで放置する
次は、クレイパックが乾燥する少し前まで待ちましょう。
ポイントは、完全に乾燥する前に洗い流すことです。
完全乾いてしまうと肌が乾燥するためです。
そのため、放置時間は10~15分を目安にしてください。
クレイパックが少し乾燥するまで待つ。
【ステップ⑤】ぬるま湯でなじませて洗う
クレイパックが少し乾いてきたら、ぬるま湯で洗い流したら完了です。
32~34度のぬるま湯でなじませながら、優しく洗い流してください。
クレイパックは洗顔の代わりになるため、洗い流した後に洗顔はしなくて大丈夫です。
顔を洗うときの温度の適温については、下記の記事を参考にしてください。
»洗顔の適温とその理由
クレイパックの後は洗顔をしなくて大丈夫。
【ステップ⑥】スキンケアをする
最後は、スキンケアをしたら完了です。
ぬるま湯でクレイパックを洗い流したら、洗顔をせずにそのままタオルで拭いてください。
タオルで顔を拭いたら、肌の乾燥を防ぐためにも5分以内にスキンケアをしましょう。
5分以内にスキンケアをする理由は、クレイパックによって肌のうるおいを保つ皮脂が落とされているためです。
そのため、洗い流したら5分以内に「化粧水+乳液」でスキンケアをしましょう。
クレイパックを洗い流したら、5分以内にスキンケアをする。
正しいスキンケアのやり方については、下記の記事を参考にしてください。
»メンズスキンケアのやり方
クレイパックを効果的に使う5つのポイント
では詳しく見ていきましょう。
【ポイント①】週1~2回までにする
1つ目のポイントは、週1~2回までにすることです。
クレイパックは、皮脂や肌の汚れを落とすことに優れています。
毎日使うと、肌に負担をかけてしまうのです。
そのため、使う頻度は週1~2回に抑えるようにしてください。
肌への負担を減らすためにも、使う頻度は週1~2回にする。
【ポイント②】こすらないように注意する
2つ目のポイントは、こすらないように注意することです。
肌をこすると、摩擦により「ハリ不足」につながるためです。
そのため、クレイパックを塗るときは、手のひら全体に伸ばして優しくのせていきましょう。
肌のハリ不足を防ぐためにも、こすらないように注意する。
【ポイント③】皮膚が見えなくなるまで塗る
3つ目のポイントは、皮膚が見えなくなるまで塗ることです。
厚塗することで、クレイパックが乾燥するのを遅くするためです。
クレイパックの乾燥が早いと、汚れをしっかりと落とせなくなってしまいます。
そのため、皮膚が見えなくなるまでクレイを塗るようにしましょう。
肌の汚れを落とすためにも、皮膚が見えなくなるまで塗る。
【ポイント④】乾く前にぬるま湯で洗い流す
4つ目のポイントは、乾く前にぬるま湯で洗い流すことです。
しっかりと乾かしてしまうと、肌が乾燥してしまいます。
肌が乾燥すると、「肌荒れ」や「ニキビ」の原因につながることも…。
そのため、クレイパックが乾いてしまう前に、ぬるま湯で洗い流すようにしましょう。
肌荒れやニキビを防ぐためにも、クレイパックが乾く前に洗い流す。
【ポイント⑤】クレイパックの前後に洗顔はしない
5つ目のポイントは、クレイパックの前後に洗顔はしないことです。
クレイパックは洗顔の代わりに、肌の汚れや皮脂を取り除いているためです。
洗顔をすることで、肌が乾燥しやすなってしますのです。
そのため、クレイパックを使うときは、洗顔はせずにぬるま湯だけで洗い流しましょう。
クレイパックをするときは洗顔はしなくて大丈夫。
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クレイパック(泥パック)のよくある質問
(※タップで移動します。)
では詳しく見ていきましょう。
【質問①】クレイパック(泥パック)とは?
クレイパック(泥パック)とは、地底や海底から取れた天然成分のクレイへと、「水や植物のエキス」などを加えてペースト状にしたものです。
皮脂や汚れなどを吸着するため、肌に清潔にできるメリットがあるのです。
天然の泥をペースト状にしたものだよ。
【質問②】クレイとは?
クレイとは、地底や海底から取れる泥(鉱物)のことです。
自然の影響を受けながら長い時間をかけて作られたクレイには、ミネラル成分が豊富に含まれています。
地底や海底から取れるミネラルが豊富な泥のことだよ。
【質問③】クレイの種類とは?
クレイの種類は色や原産地で分類されることが多いです。
具体的な色や原産地の種類は下記になります。
色の種類
種類 | 主な鉱物 | 吸着力 | 特徴 |
---|---|---|---|
ホワイトクレイ | ・カオリナイト | 優しい | 微粒子のためやわらかい。歯磨き粉やボディパウダーなどのベースとなっています。 |
ピンククレイ | ・カオリナイト ・マイカ ・イライト | 優しい | 刺激が控えめのため初心者でも使いやすい。ホワイトクレイとレッドクレイを混ぜたクレイです。 |
レッドクレイ | ・カオリナイト ・マイカ ・イライト | 少し強め | 入浴剤などにも使われることが多く、しっとりとした肌触りのクレイです。 |
イエロークレイ | ・カオリナイト ・クォーツ | 少し強め | 吸着力があるため毛穴汚れケアや毛穴の引き締めなどに使用されます。 |
グリーンクレイ | ・マイカ ・イライト ・クォーツ | 強め | 洗浄力が強いためニキビケアなどにも使われます。ミネラル成分が豊富なクレイ。 |
ブラウンクレイ | ・スメクタイト | 非常に強い | マイルドな肌触りで吸着力に優れているクレイです。 |
原産地の種類
名称 | 原産地(場所) |
---|---|
ガスール | モロッコ |
カオリン | 中国の高嶺(カオリン) |
モンモリロナイト | フランス(モリオ火山) |
フレンチ | フランス |
ベントナイト | アメリカ |
デザートクレイ | 砂漠 |
マリーンクレイ | 海底・湖 |
クレイパックや洗顔料では、色や原産地で表示されていることが多いよ。