- 洗顔の適温って何度なの?
- 肌断食のため冷水での洗顔は有り?
- 42度のお湯で洗うのってダメなの?
まず結論からいいますと、洗顔の温度の適温は32~34度のぬるま湯です。
32~34度のぬるま湯がオススメな理由は、下記の6つになります。
- 【理由①】冷水だと皮脂が落ちないため
- 【理由②】42度だと肌が乾燥するため
- 【理由③】毛穴奥の汚れも落とせるため
- 【理由④】肌の汚れが落とせるため
- 【理由⑤】ニキビの予防につながるため
- 【理由⑥】肌のベタつきが抑えられるため
もし、洗顔の温度を間違えてしまうと、ニキビや肌荒れの原因になることも…。
この記事では、200種類の洗顔料を使ってきた洗顔エキスパートの私が、洗顔の適温が32~34度の理由と冷水や42度のお湯がダメな理由までお伝えします。
洗顔の温度の適温が32~34度な6つの理由
では詳しく見ていきましょう。
【理由①】冷水だと皮脂が落ちないため
1つ目の理由は、冷水だと皮脂が落ちないためです。
この皮脂が溶け始めるのが、32度前後となっているためです。
冷水だと、皮脂が溶けずに「ニキビ」や「肌荒れ」になってしまうのです。
そのため、冷水ではなく皮脂が溶け始める、32~34度のぬるま湯で洗顔をしましょう。
ニキビや肌荒れを防ぐためにも、32~34度のぬるま湯で洗う。
- 皮脂とは?
- 皮脂(ひし)とは、皮膚からできる脂でテカリやベタつきの原因のことです。
【理由②】42度だと肌が乾燥するため
2つ目の理由は、42度だと肌が乾燥するためです。
42度など熱すぎると、余分な皮脂が奪われてしまい肌が乾燥するのです。
アヤナスなどでも有名な、ディセンシアも下記のような研究結果を発表されています。
<水分蒸散量>25℃、36℃、42℃のお湯で洗顔をした時の水分蒸散量を調べたところ、お湯の温度が高くなると洗顔直後から水分蒸散量が高くなり、42℃では洗顔後時間が経過しても水分蒸散量が高いままでした。
引用:NEWS LETTER
つまり、42度など熱いお湯で洗うと、時間が経過しても肌が乾燥しやすくなるということです。
ちなみに、肌が乾燥すると「肌荒れ」の原因になるため危険なのです。
そのため、肌を乾燥させないためにも、32~34度のぬるま湯で洗いましょう。
42度の熱いお湯で洗顔をすると、肌荒れの原因になる。
【理由③】毛穴奥の汚れも落とせるため
3つ目の理由は、毛穴奥の汚れも落とせるためです。
そもそも、冷たい水だと毛穴が閉じてしまうため、毛穴汚れが落とせません。
ですが、32~34度のぬるま湯だと、毛穴を適度に開くことができます。
毛穴が適度に開くことで、毛穴奥の汚れを落とすことができるのです。
そのため、毛穴汚れを落とすためにも、32~34度のぬるま湯で洗顔をしましょう。
32~34度のぬるま湯は、毛穴を開くため汚れが落としやすくなる。
【理由④】肌の汚れが落とせるため
4つ目の理由は、肌の汚れが落とせるためです。
32~34度のぬるま湯だと、水では落とせない「皮脂」などの汚れが落とせます。
- 皮脂
- スキンケアの油分
- 酸化した油汚れ
このように、肌についている油汚れがぬるま湯だと落としやすくなるのです。
もし、油汚れを放置すると「ニキビ・吹き出物」の原因になってしまいます。
そのため、しっかりと32~34度のぬるま湯を使って洗い流すようにしましょう。
ニキビを防ぐためにも、皮脂やスキンケアの油分もぬるま湯で落とす。
【理由⑤】肌のベタつきが抑えられるため
5つ目の理由は、肌のベタつきが抑えられるためです。
肌のベタつきやテカリの原因は、肌が乾燥していることです。
肌が乾燥すると、「肌を守らなきゃ!」と皮脂を分泌します。
皮脂の分泌量が増えることで、顔がテカったりベタついたりしてしまうのです。
肌が乾燥する原因としては、熱いお湯で洗ったりスキンケアをしないことになります。
つまり、「ぬるま湯で洗顔」&「スキンケア」によって、肌の乾燥を防ぐことができるのです。
32~34度のぬるま湯で洗うことで、肌のベタつきやテカリを抑えれる。
正しいスキンケアのやり方については、下記の記事を参考にしてください。
»メンズスキンケアのやり方
【理由⑥】ニキビの予防につながるため
6つ目の理由は、ニキビの予防につながるためです。
ニキビができる原因は、皮脂の分泌量が増えることで毛穴がつまることです。
- 肌が乾燥する
- 皮脂の分量が増える
- 毛穴がつまる
- アクネ菌が増殖する
- ニキビができる
そして、肌が乾燥する原因は、熱いお湯で洗顔をして皮脂を必要以上に洗い流すことです。
そのため、皮脂を必要以上に落とさないためにも、ぬるま湯で洗うことを意識しましょう。
ニキビを予防するためにも、32~34度のぬるま湯で洗顔をする。
洗顔の温度で意識したい2つのポイント
(※タップで移動します。)
では詳しく見ていきましょう。
【ポイント①】少し冷たい温度を意識する
1つ目のポイントは、熱少し冷たい温度を意識することです。
洗顔に適温な32~34度は、手や顔で触れたときに「少し冷たい温度」が目安です。
温かいと感じる温度だと、肌が乾燥する可能性があるため注意しましょう。
逆に、目が覚める程に冷たい場合は顔の皮脂が落とせないため、少し冷たいと感じる温度に設定しましょう。
32~34度のぬるま湯は、手や顔で触れると少し冷たいと感じる温度。
【ポイント②】シャワーを使うなら温度を下げる
2つ目のポイントは、シャワーを使うなら温度を下げることです。
シャワーの適温は、38~42度となっています。
しかし、38~42度だと洗顔では熱すぎるため、肌の乾燥の原因になるのです。
お風呂で洗顔をするときは、必ず温度を下げてから洗うようにしましょう。
また、シャワーの水圧は強いため、必ず水圧を1/3ほど弱めてからすすぐようにしましょう。
正しいお風呂で顔を洗うタイミングについては、下記の記事を参考にしてください。
»お風呂で男が洗顔をするベストタイミング
シャワーで顔をすすぐなら、温度と水圧を弱めて使う。
メンズ洗顔の正しいやり方
32~34度ぬるま湯で洗顔をする正しいやり方は下記の7ステップです。
- 手を洗う
- 顔の予洗いをする
- 洗顔料を泡立てる
- Tゾーンから泡をのせる
- ぬるま湯ですすぐ
- タオルで優しく拭く
- スキンケアをする
メンズ洗顔のポイントは、短時間で洗うことです。
泡を長時間のせて洗うと、皮脂が流れてしまい乾燥しやすくなるのです。
肌が乾燥すると、「肌荒れ」の原因になってしまいます。
そのため、顔に泡をのせたら10~20秒で洗い流すようにしましょう。
肌荒れを防ぐためにも、泡をのせてから10~20秒で洗い流す。
正しいメンズ洗顔のやり方については、下記の記事を参考にしてください。
»メンズ洗顔の正しいやり方