- 日焼け止めってどうやって落とすの?
- クレンジングって使わないとダメ?
- 洗顔料で落としてもいいの?
まず結論からいいますと、メンズ日焼け止めの落とし方は下記の6ステップです。
- 濡れた手でも使えるクレンジングを用意する
- クレンジングを手にのせる
- 手のひらで伸ばす
- 顔全体に手のひらでつける
- ぬるま湯をつけて乳化させる
- ぬるま湯ですすぐ
もし、落とし方を間違えてしまうと、毛穴づまりや黒ずみの原因になってしまいます。
この記事では、50種類以上の日焼け止めを使ってきたスキンケアエキスパートの私が、メンズ日焼け止めの正しい落とし方をお伝えします。
メンズ日焼け止め落とし方【6ステップ】
では詳しく見ていきましょう。
【ステップ①】濡れた手でも使えるクレンジングを用意する
まずは、濡れた手でも使えるクレンジングを用意しましょう。
この理由は、日焼け止めをお風呂場でも落とせるためです。
お風呂場で落とすと、湯気で毛穴が開くため毛穴奥までケアができるメリットがあるよ。
お風呂場で使う場合、濡れた手でも使えるクレンジングでなければ、日焼け止めの汚れが落ちません。
汚れが落ちないと、肌が乾燥してしまい「顔のテカリ」や「ニキビ」の原因になるのです。
そのため、お風呂場でも使えるクレンジングを用意しましょう。
お風呂場でも日焼け止めを落とせるように、濡れた手で使えるクレンジングを用意する。
洗顔料で落とすのはダメなの?
日焼け止めの種類によっては、「洗顔料で落ちる」タイプがあります。
しかし、洗顔料で落ちるタイプでもしっかりと落とせないことが多いのです。
肌に汚れが残るとニキビや黒ずみ、顔のテカリの原因になるためクレンジングを使いましょう。
【ステップ②】クレンジングを手にのせる
次は、クレンジングを手のひらにのせましょう。
手にのせる量は500円玉1個分をのせてください。
少ないと、汚れがちゃんと落とせないため、少し多めでも大丈夫です。
500円玉1個分の量を手のひらにのせる。
【ステップ③】手のひらで伸ばす
次は、手のひらでクレンジングを伸ばしましょう。
伸ばすときに、両手で3~5秒ほど温めると毛穴を閉じないためオススメです。
手のひらでクレンジングを伸ばす。
【ステップ④】顔全体に手のひらでつける
次は、手のひらについたクレンジングを顔全体につけましょう。
手のひらをつかって、おでこから順番に顔全体へつけていきましょう。
- おでこ
- 鼻
- 両頬
- あご
- 口元
- 目元
- フェイスラインや耳の裏
皮脂が多いおでこから順番にクレンジングをつける。
肌をこするのはダメ!
クレンジングを顔に付けるときは、くるくるや肌をこするのはダメです。
この理由ですが、くるくるや肌をこすると「肌のハリ不足」になってしまうためです。
そのため、手のひらで優しくのせるように、クレンジングをつけていきましょう。
【ステップ⑤】ぬるま湯をつけて乳化させる
次は、ぬるま湯を少量つけて乳化(にゅうか)させましょう。
この乳化をする理由ですが、肌をこすらずに汚れをしっかりと落とせるためです。
日焼け止めをしっかりと落とすためにも、必ず乳化を行うようにしましょう。
- 顔全体にクレンジングをつける
- 少量の水を顔全体につける
- 白く濁ったら乳化が完了
水をつけるすぎると乳化できないので注意。
- 乳化とは?
- 乳化(にゅうか)とは、クレンジングに水をつけて白く濁らせる現象のことです。
【ステップ⑥】ぬるま湯ですすぐ
最後は、クレンジングが白く濁ったら、ぬるま湯で洗い流しましょう。
ぬるま湯の温度は、皮脂が溶け始める32~34度がおすすめです。
38度以上など熱すぎると、余分な皮脂まで流れてしまい乾燥するため注意してください。
お風呂場で洗い流す場合は、水圧を1/3まで弱めたシャワーで洗い流すのが簡単です。
洗面台など手で洗い流す場合は、下記の手順を参考に「顔の上から下へと洗い流す」ようにしましょう。
- おでこ:「10~15回洗い流す」
- 目元:「5~10回洗い流す」
- 鼻と頬:「5~10回洗い流す」
- フェイスライン:「5~10回洗い流す」
- 鼻の下とあご:「5~10回洗い流す」
クレンジングオイル以外での、日焼け止めの落とし方については、下記の記事を参考にしてください。
»クレンジングオイル以外の日焼け止めの落とし方
ぬるま湯でしっかりと洗い流す。
クレンジングの正しいやり方の動画
洗顔料で落とすのがオススメできない2つの理由
(※タップで移動します。)
では詳しく見ていきましょう。
【理由①】汚れが落ちないことがあるため
1つ目の理由は、汚れが落ちないことがあるためです。
洗顔料でも落とせる商品も発売されています。
ただし、使っている洗顔料によってはちゃんと落とせないことがあるのです。
日本化粧品工業連合会(JCIA)でも、洗顔料では落ちにくいと解説されています。
ウォータープルーフタイプの日やけ止め化粧品は耐水性に優れているので、普段使っている洗顔料やボディソープではすっきり落とせないことがあります。
引用:日本化粧品工業連合会(JCIA)
つまり、クレンジング不要の日焼け止めだから簡単に落ちるわけではないのです。
日焼け止めを落とせないと、毛穴の黒ずみやニキビの原因になり危険です。
そのため、確実に落とせるクレンジングを使うようにしましょう。
洗顔料だけでは日焼け止めが落ちないことがある。
【理由②】肌への負担がかかるため
2つ目の理由は、肌への負担がかかるためです。
洗顔料で無理やり落とそうとすると、ゴシゴシ肌をこする必要があります。
ですが、肌をゴシゴシこすると、ハリを作る成分が破壊されてしまい「肌のハリ不足」になるのです。
つまり、洗顔料で無理やり落とすことで、肌への負担になるということです。
そのため、肌への負担を減らすためにも、クレンジングで優しく落とすようにしましょう。
肌のハリ不足を防ぐためにも、クレンジングを使って落とす。
日焼け止めの落とし方4つのポイント
では詳しく見ていきましょう。
【ポイント①】落とすときはこすらない
1つ目のポイントは、落とすときはこすらないことです。
肌をこすると、ハリ不足の原因になるためです。
こすることで、肌のハリを作る「コラーゲン」や「エラスチン」という成分が破壊されてしまいます。
ハリを作る成分が破壊されることで、ハリがなくなり「肌のハリ不足」につながるのです。
そのため、手のひらで優しくクレンジングをのせるだけで、こすらないようにしましょう。
肌をこするとハリ不足の原因になる。
【ポイント②】お風呂場で落とす
2つ目のポイントは、日焼け止めはお風呂場で落とすことです。
この理由は、お風呂場だと湯気で毛穴が開き、奥の汚れまで落とすことができるためです。
また、湯気があるためクレンジング後も肌が乾燥しにくいメリットもあります。
そのため、日焼け止めはお風呂場で落としましょう。
日焼け止めはお風呂の前、またはお風呂の中で落とすのがオススメ。
【ポイント③】落とした後はスキンケアをする
3つ目のポイントは、落とした後はスキンケアをすることです。
クレンジングや洗顔で日焼け止めを落とすと、皮脂が流れてしまい肌が乾燥しやすいためです。
肌の乾燥を放置すると、「肌荒れ」の原因になってしまうのです。
そのため、必ずクレンジングと洗顔後は「化粧水+乳液」でスキンケアをしましょう。
日焼け止めを落とした後は肌が乾燥するためスキンケアをする。
正しいスキンケアのやり方については、下記の記事を参考にしてください。
»メンズスキンケアのやり方
【ポイント④】拭き取りシートは使わない
4つ目のポイントは、拭き取りシートを使わないことです。
この理由は、摩擦により「肌のハリ不足」の原因になるためです。
拭き取りシートは手軽ですが、肌をこすって落とす必要があります。
肌をこすると、ハリを作る「コラーゲン」や「エラスチン」という成分がヘタリます。
ハリを作る成分がヘタることで、肌のハリ不足の原因になるのです。
肌のハリ不足を防ぐためにも、拭き取りシートは使わないようにしましょう。
拭き取りシートを使うと肌のハリ不足の原因になる。
日焼け止めを落とさない2つのデメリット
(※タップで移動します。)
では詳しく見ていきましょう。
【デメリット①】顔のテカリの原因になる
1つ目のデメリットは、顔のテカリの原因になることです。
落とさないと日焼け止めの成分が、肌の水分を吸収して乾燥させます。
乾燥すると肌を守るために、皮脂の分泌量が増えてしまいます。
皮脂量が増えることで、顔のテカリやベタつきの原因になるのです。
そのため、皮脂の分泌量を抑えるためにも、日焼け止めは落とすようにしましょう。
日焼け止めを落とさないと、顔のテカリやベタつきの原因になる。
【デメリット②】ニキビの原因になる
2つ目のデメリットは、ニキビの原因になることです。
日焼け止めを落とさないと、肌が乾燥して皮脂量が増えてしまいます。
皮脂量が増えると角質やホコリなどと混ざり、毛穴詰まりの原因になります。
詰まると毛穴の中で皮脂が溜まり、アクネ菌が繁殖します。
繁殖したアクネ菌に皮膚が対抗することで、炎症を起こしてニキビになるのです。
そのため、ニキビを防ぐためにも日焼け止めを落とすようにしましょう。
日焼け止めを落とさない詳しいデメリットについては、下記の記事を参考にしてください。
»日焼け止めを塗ったまま寝るのがダメな5つの理由
日焼け止めを落とさないと、毛穴が詰まりニキビの原因になる。
メンズ日焼け止めの塗り方
メンズ日焼け止め正しい塗り方は、下記の5ステップです。
- 500円玉の量を手の甲に出す
- 両頬・おでこ・鼻・あごに置く
- 指の腹でタップするように伸ばす
- 目元・口周り・首元に置いて伸ばす
- 100円玉の量を追加でつける
日焼け止めを塗るポイントは、事前にスキンケアをすることです。
スキンケアをせずに日焼け止めを塗ると、肌が乾燥してしまうためです。
肌が乾燥することで、「肌荒れ」などの原因になることも…。
そのため、「①化粧水」→「②乳液」→「③日焼け止め」と、この手順で塗るようにしましょう。
保湿をしてから日焼け止めを塗る。
正しい日焼け止めの塗り方については、下記の記事を参考にしてください。
»日焼け止めの正しい塗り方
濡れた手でも使えるクレンジング人気ランキングTOP3
クレンジングで迷ったらコレ!
初回500円となっているためお試しで使いやすい!
クレンジング使用後の肌の乾燥が気になっている方にオススメ。
日焼け止めの落とし方に関するよくある質問
では詳しく見ていきましょう。
【質問①】日焼け止めは水で落ちるの?
いいえ、水だけでは落ちません。
日焼け止めの油分に弾かれてしまい、汚れが肌に残ってしまいます。
肌に汚れが残ると「ニキビ」や「顔のテカリ」の原因になるのです。
そのため、必ずクレンジングを使って落とすようにしましょう。
日焼け止めを落とさずに寝てしまうデメリットについては、下記の記事を参考にしてください。
»日焼け止めを塗ったまま寝るのがダメな5つの理由
水だけでは日焼け止めは落とせない。
【質問②】日焼け止めはお湯だけで落とせる?
いいえ、お湯だけでも落とせません。
例えば、食器などの油汚れをお湯だけで洗い流しても落ちませんよね?
同じように日焼け止めの油分は、お湯だけでは落とせずに肌に残ってしまいます。
そのため、クレンジングを使ってぬるま湯で洗い流すようにしましょう。
お湯だけでは日焼け止めは落とせない。
【質問③】石鹸で落とせる日焼け止めならクレンジングは不要?
クレンジングを使って落とすのがオススメです。
この理由ですが、石鹸や洗顔料だけでは完璧には落ちないためです。
無理やり落とそうとすると肌をこする必要があるため、「ハリ不足」の原因になります。
そのため、肌への負担を考えてクレンジングで落とすようにしましょう。
肌のハリ不足を防ぐためにも、クレンジングを使って落とす。
【質問④】日焼け止めを落とすタイミングはいつ?
日焼け止めを落とすタイミングは、「お風呂前」や「お風呂の中」がオススメです。
- お風呂の前
- お風呂の中
理想をいえば、帰宅後すぐに落とすのがオススメです。
しかし、日焼け止めを落とすとスキンケアをする必要があるため、洗顔前にわざわざするのは面倒です…。
そのため、洗顔とスキンケアがすぐにできる、「お風呂の前」や「お風呂の中」がオススメです。
お風呂の前やお風呂の中で落とすのがオススメ。
【質問⑤】日焼け止めはお風呂で落としてもいいの?
お風呂で落としても大丈夫です。
洗顔やスキンケアのことを考えると、お風呂の中で落とすのが1番オススメです。
ただし、お風呂の中では手や顔が塗れるため、「濡れた手でも使えるクレンジング」を選ぶようにしましょう。
お風呂で日焼け止めを落とすなら、濡れた手でも使えるクレンジングを選ぶ。
【質問⑥】日焼け止めが落とせているかの確認方法は?
確認方法は、肌に水をかけて水を弾くか弾かないかで判断しましょう。
- 水を弾く:「日焼け止めが落ちていない(✕)」
- 水を弾かない:「日焼け止めが落ちている(○)」
日焼け止めが落ちていれば、水を弾くことはありません。
クレンジングを行った後に、水を肌にかけて様子を見てみましょう。
水をかけて弾けば、日焼け止めが落とせていない証拠。