- 日焼け止めを落とさずに寝ちゃった…
- 肌に悪い気がするけどどうなの?
- 寝る前に日焼け止めは落としたほうがいいの?
まず結論からいいますと、寝る前に日焼け止めは落とすようにしましょう。
日焼け止めを塗ったまま寝るのは、下記の5つの理由があるためダメです。
- 【理由①】肌を乾燥させるため
- 【理由②】ニキビができる
- 【理由③】顔のテカリやベタつきになる
- 【理由④】肌荒れの原因になる
もし、日焼け止めを落とさずに寝てしまうと、「ニキビ」や「肌荒れ」の原因になることも…。
この記事では、50種類以上の日焼け止めを使ってきたスキンケアエキスパートの私が、日焼け止めを落とさずに寝てはダメな理由と、寝てしまったときの対処法についてお伝えします。
日焼け止めを塗ってそのまま寝るのがダメな4つの理由
日焼け止めを塗ったまま寝るのは絶対に止めましょう。
寝る前に日焼け止めを落とすのは、4つの理由があるためです。
では詳しく見ていきましょう。
【理由①】肌を乾燥させるため
1つ目の理由は、肌を乾燥させるためです。
日焼け止めには、「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤(さんらんざい)」の2種類があります。
紫外線吸収剤は、紫外線を吸収して熱として放出するため、肌の水分を蒸発させるため乾燥します。
また、紫外線散乱剤(さんらんざい)は成分の性質上、肌の水分を吸収しやすいため乾燥につながるのです。
日焼け止めは仕組みや成分の性質上乾燥しやすいため、そのまま寝ると肌トラブルの原因になるのです。
日焼け止めは肌の水分を奪い乾燥させる。
【理由②】ニキビができる
2つ目の理由は、ニキビができるためです。
日焼け止めをしたまま寝ると、油分が毛穴につまってしまいます。
毛穴がつまることで、皮脂が溜まってニキビの原因となるアクネ菌が繁殖するのです。
- 日焼け止めをしたまま寝る
- 油分が毛穴につまる
- 毛穴の中で皮脂が溜まる
- アクネ菌が繁殖する
- ニキビができる
ニキビを防ぐためにも、寝る前にクレンジングを使って落とすようにしましょう。
日焼け止めをしたまま寝るとニキビの原因になる。
【理由③】顔のテカリやベタつきになる
3つ目の理由は、顔のテカリやベタつきになるためです。
日焼け止めをしたまま寝ると、成分によって肌が乾燥してしまいます。
肌が乾燥すると、肌を守るために皮脂の分泌量が増えてしまいます。
皮脂が増えることで、顔のテカリやベタつきになるのです。
そのため、皮脂の分泌を抑えるためにも寝る前に日焼け止めは落としましょう。
顔のテカリやベタつきを防ぐためにも、寝る前に日焼け止めは落とす。
【理由④】肌荒れの原因になる
4つ目の理由は、肌荒れの原因になるためです。
日焼け止めをしたまま寝ると、成分により肌が乾燥します。
肌が乾燥したまま放置すると、「ゴワつき」や「ザラつき」などの肌荒れの原因になるのです。
肌荒れ防ぐためにも、日焼け止めを落としてから寝るようにしましょう。
肌荒れを防ぐためにも、寝る前に日焼け止めは落とす。
落とさずにそのまま寝たときの対処法【簡単3ステップ】
(※タップで移動します。)
では詳しく見ていきましょう。
【ステップ①】朝起きたらすぐに落とす
まず、朝起きたらすぐに日焼け止めを落としてください。
肌にのっている時間が長いほど乾燥につながってしまいます。
そのため、起きたらすぐにでもクレンジングで落としてください。
- 濡れた手でも使えるクレンジングを用意する
- クレンジングを手にのせる
- 手のひらで伸ばす
- 顔全体に手のひらでつける
- ぬるま湯をつけて乳化させる
- ぬるま湯ですすぐ
朝起きたらすぐに落とす。
正しい日焼け止めの落とし方については、下記の記事を参考にしてください。
»日焼け止めの正しい落とし方
拭き取りシートはダメ!
拭き取りシートは肌をこすため使わないでください。
肌をこすると、「ハリ不足」の原因になります。
そのため、拭き取りシートではなくクレンジングで落としましょう。
【ステップ②】洗顔をする
日焼け止め落としたら、洗顔もしてください。
洗顔をすることで、寝ている間についた汚れや、古い角質を落とすことができるためです。
お湯だけでは汚れは落としきれないため、洗顔料を使って洗うようにしましょう。
- 手を洗う
- 顔の予洗いをする
- 洗顔料を泡立てる
- Tゾーンから泡をのせる
- ぬるま湯ですすぐ
- タオルで優しく拭く
- スキンケアをする
洗顔料を使って顔を洗う。
正しいメンズ洗顔のやり方については、下記の記事を参考にしてください。
»メンズ洗顔の正しいやり方
【ステップ③】スキンケアをする
最後は、スキンケアをしてください。
クレンジングや洗顔をすることで、肌のうるおいを保つ皮脂が流れてしまいます。
皮脂が流れると肌の乾燥につながるのです。
肌の乾燥を放置すると、「肌荒れ」や「ニキビ」の原因になります。
そのため、肌の乾燥を防ぐためにも、洗顔後は5分以内にスキンケアをしましょう。
洗顔後は5分以内にスキンケアをする。
正しいスキンケアのやり方については、下記の記事を参考にしてください。
»メンズスキンケアのやり方
日焼け止めの正しい塗り方・落とし方
(※タップで移動します。)
では詳しく見ていきましょう。
①:日焼け止めの塗り方
日焼け止めの塗り方は下記の5ステップです。
- 500円玉の量を手の甲に出す
- 両頬・おでこ・鼻・あごに置く
- 指の腹でタップするように伸ばす
- 目元・口周り・首元に置いて伸ばす
- 100円玉の量を追加でつける
日焼け止めを塗るときのポイントは、肌のこすらないことです。
肌をこすってしまうと、ハリを作る成分の「コラーゲン」や「エラスチン」がヘタってしまいます。
ハリを作る成分がヘタることで、「肌のハリ不足」になるのです。
そのため、スポンジをつかって軽く叩くようにつけましょう。
日焼け止めで使うスポンジ
スポンジを使うと綺麗に塗れる。
正しい日焼け止めの塗り方については、下記の記事を参考にしてください。
»日焼け止めの正しい塗り方
②:日焼け止めの落とし方
日焼け止めの落とし方は下記の6ステップです。
- 濡れた手でも使えるクレンジングを用意する
- クレンジングを手にのせる
- 手のひらで伸ばす
- 顔全体に手のひらでつける
- ぬるま湯をつけて乳化させる
- ぬるま湯ですすぐ
日焼け止を落とすときのポイントは、拭き取りシートを使わないことです。
拭き取りシートはこすって落とすため、「肌のハリ不足」の原因になるためです。
肌のハリ不足を防ぐためにも、クレンジングで落とすようにしましょう。
肌をこすらないためにもクレンジングで落とす。
正しい日焼け止めの落とし方については、下記の記事を参考にしてください。
»日焼け止めの正しい落とし方
日焼け止めを塗ったまま寝る事に関するよくある質問
では詳しく見ていきましょう。
【質問①】昼寝をするなら落としたほうがいいの?
1~2時間のお昼寝なら落とさなくて大丈夫です。
この理由は、家の中でも窓を通過して紫外線は入ってくるためです。
ただし、顔に塗った日焼け止めが枕などに付く可能性があります。
日焼け止めが付いた枕で寝ると、肌に汚れが付くためニキビなどの原因になります。
そのため、タオルなどで枕が汚れないように注意しましょう。
自宅でも日焼け止めを塗ったほうがいい理由については、下記の記事を参考にしてください。
»日焼け止めを家の中でも塗る4つの理由
1~2時間のお昼寝なら落とさなくても大丈夫。
【質問②】塗ったまま寝れる日焼け止めはある?
「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」が入っていない日焼け止めなら、そのまま寝れると一部ではいわれています。
具体的には、「24hコスメ」や「Lekarka」の日焼け止めなどです。
しかし、肌への負担は少なからずあるため、塗ったまま寝るのはオススメしません。
日焼け止めを塗ったまま寝るのはオススメしない。
【質問③】夜寝るときも日焼け止めはしたほうがいいの?
いいえ、夜寝るときの日焼け止めはしなくて大丈夫です。
紫外線は日が出ている、日の出から日没(5時~19時ごろ)まで降り注いでいます。
しかし、夜は紫外線は降り注いでいないため、日焼け止めを塗る必要がありません。
ブルーライトが気になるなら、スマホでカットする設定を行えば問題ありません。
夜寝るときは日焼け止めはしなくて大丈夫。