- 日焼け止めは毎日塗る必要あるの?
- 塗るときのポイントって?
- 正しい塗り方や落とし方は?
まず結論からいいますと、日焼け止めを毎日塗るべき理由は下記の4つです。
- 【理由①】紫外線によるしみを防ぐため
- 【理由②】ハリ不足を防ぐため
- 【理由③】雨や冬でも降り注いでいるため
- 【理由④】窓や車のガラスも通り抜けるため
日焼け止めは毎日塗らないと、紫外線によって「しみ」の原因になってしまうため注意が必要です。
この記事では、50種類以上の日焼け止めを使ってきたスキンケアエキスパートの私が、メンズも日焼け止めを毎日塗る理由をお伝えします。
メンズも日焼け止めを毎日塗るべき4つの理由
では詳しく見ていきましょう。
【理由①】紫外線によるしみを防ぐため
1つ目の理由は、紫外線によるしみを防ぐためです。
紫外線を浴びることで、しみの原因となるメラニンが肌を守るために発生するのです。
その結果として、大量に発生したメラニンが肌に残ってしまい、しみとなってしまうのです。
そのため、紫外線によるしみを作らないためにも、日焼け止めを毎日塗るようにしましょう。
紫外線を浴びるだけで、しみができるため注意。
【理由②】ハリ不足を防ぐため
3つ目の理由は、ハリ不足を防ぐためです。
ハリ不足も、紫外線に含まれる「UV-A」が原因となるのです。
UV-A(紫外線)を浴びることで、肌のハリを作るコラーゲンやエラスチンという成分が切れたり破壊されます。
ハリを作る成分が破壊されることで、肌にハリがなくなり「ハリ不足」となってしまうのです。
そのため、肌のハリ不足を防ぐためにも、日焼け止めを塗ることを習慣化しましょう。
ハリ不足を防ぐためにも毎日日焼け止めを塗る。
【理由④】雨や冬でも降り注いでいるため
4つ目の理由は、冬でも降り注いでいるためです。
紫外線は、365日と雨でも冬でも関係なく降り注いでいるのです。
天気による紫外線率
天気 | 紫外線率 |
---|---|
快晴時 | 100% |
晴れ | 80~90% |
薄曇り | 70~80% |
曇り | 65% |
雨 | 20% |
ちなみに、冬でも夏場の約半分は紫外線が降り注いでいるのです。
1年通して紫外線は降り注いでいるため、「しみ」や「ハリ不足」を防ぐためにも日焼け止めを毎日塗るようにしましょう。
日焼け止めを塗る具体的な時期(季節)については、下記の記事を参考にしてください。
»日焼け止めを塗り始める時期
季節や天気に関係なく紫外線は降り注いでいる。
【理由⑤】窓や車のガラスも通り抜けるため
5つ目の理由は、窓や車のガラスも通り抜けるためです。
「しみ」や「ハリ不足」の原因になるUV-Aは、家や車の窓ガラスも通り抜けてしまいます。
つまり、家や車の中に居ても紫外線を浴びてしまうのです。
そのため、あまり外出しない場合でも日焼け止めを塗るのをオススメします。
室内にいても紫外線を浴びる可能性はある。
日焼け止めを毎日塗るときの5つのポイント
では詳しく見ていきましょう。
【ポイント①】状況に合わせて使い分ける
1つ目のポイントは、状況に合わせて使い分けることです。
日焼け止めには「SPF」や「PA」といった数値があります。
- SPF:「UV-B(日焼け・しみ)を防ぐ。」
- PA:「UV-A(しみ・ハリ不足)を防ぐ。」
どちらも数値が高いほうが紫外線予防になるのですが、肌への負担も大きくなってしまいます。
そのため、使う日常のシーンに合わせて数値を変更するようにしましょう。
日常のシーンによる数値の目安
日常シーン | SPF | PA |
---|---|---|
日常生活(通勤・買い物など) | 10~30 | +~+++ |
野外での活動(外仕事・レジャーなど) | 20~30 | ++~+++ |
炎天下での活動(マリンスポーツなど) | 30~50以上 | ++~++++ |
通勤や買物などの日常使いなら、「SPF10~20」・「PA+~+++」を使う。
【ポイント②】首元までしっかりと塗る
2つ目のポイントは、首元までしっかりと塗ることです。
首が乾燥する原因は、紫外線によるダメージとなっています。
顔は日焼け止めを塗っても、首元は忘れることが多いものです。
そのため、首を乾燥させないためにも、日焼け止めをしっかりと塗りましょう。
日焼け止めは首元まで塗る。
【ポイント③】耳の後ろやフェイスラインも忘れない
3つ目のポイントは、耳の後ろやフェイスラインも忘れないことです。
この理由ですが、鏡に見えない部分は塗り忘れが多いためです。
耳の後ろやフェイスラインの際などは、塗り忘れていたりムラが出やすかったりします。
そのため、しっかりと重ね塗りをして紫外線対策をしましょう。
紫外線対策をするためにも、塗り忘れがないように意識する。
正しい日焼け止めの塗り方については、下記の記事を参考にしてください。
»日焼け止めの正しい塗り方
【ポイント④】唇には専用リップを使う
4つ目のポイントは、唇にはUVカット専用のリップを使うことです。
唇に日焼け止めを塗るのは止めてください。
日焼け止めには乾燥しやすい成分が含まれているため、乾燥しやすい唇にはオススメできないからです。
そのため、唇専用に作られた、UVカット効果のあるリップクリームを使うようにしましょう。
乾燥しやすい唇には専用のリップクリームを使う。
【ポイント⑤】目からの日焼け止めにも注意する
5つ目のポイントは、目からの日焼け止めにも注意することです。
紫外線はエネルギーが強いため、目に入ることで「守らなきゃ!」と反応します。
脳が反応することで、しみの原因になる「メラニン」を出してしまいます。
つまり、紫外線を目で見るだけで「しみ」の原因になるのです。
UVカット機能付きのサングラスで日焼け対策をしましょう。
UVカット機能付きのサングラス
紫外線によるしみを防ぐためにも、サングラスをかけて目からの日焼け止めもする。
日焼け止めの塗り方と落とし方
(※タップで移動します。)
では詳しく見ていきましょう。
【塗り方】日焼け止めの正しい使い方
メンズ日焼け止めの正しい塗り方は下記の5ステップです。
- 500円玉の量を手の甲に出す
- 両頬・おでこ・鼻・あごに置く
- 指の腹でタップするように伸ばす
- 目元・口周り・首元に置いて伸ばす
- 100円玉の量を追加でつける
日焼け止めを塗るときのポイントは、量をケチらないことです。
量をケチると、日焼け止めの効果を発揮できないためです。
そのため、量が多いと感じるかもしれませんが、500円玉1個分を使うようにしましょう。
日焼け止めはたっぷり使う。
正しい日焼け止めの塗り方については、下記の記事を参考にしてください。
»日焼け止めの正しい塗り方
【落とし方】日焼け止めを落とす方法
日焼け止めの落とし方は下記の6ステップです。
- 濡れた手でも使えるクレンジングを用意する
- クレンジングを手にのせる
- 手のひらで伸ばす
- 顔全体に手のひらでつける
- ぬるま湯をつけて乳化させる
- ぬるま湯ですすぐ
落とし方のポイントは、クレンジングを使うことです。
洗顔料でも落とせると書かれているものもありますが、しっかりと落ちないことがあるためです。
日焼け止めを落とせないと、毛穴の詰まりや黒ずみの原因になってしまうのです。
そのため、クレンジングを使ってしっかりと落とすようにしましょう。
日焼け止めはクレンジングを使って落とす。
正しい日焼け止めの落とし方については、下記の記事を参考にしてください。
»日焼け止め正しい落とし方
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日焼け止めに関するよくある質問
では詳しく見ていきましょう。
【質問①】日焼け止めの選び方は?
日焼け止めの選び方は、使うシーンや使い心地で選びましょう。
日常のシーンによる数値の目安
日常シーン | SPF | PA |
---|---|---|
日常生活(通勤・買い物など) | 10~30 | +~+++ |
野外での活動(外仕事・レジャーなど) | 20~30 | ++~+++ |
炎天下での活動(マリンスポーツなど) | 30~50以上 | ++~++++ |
日焼け止めの使い心地
日焼け止めの種類 | 特徴 | 使い心地 |
---|---|---|
クリームタイプ | 肌への密着度も高くUVカット効果も高い。 | しっとり |
ジェルタイプ | 伸びがよく保湿力が高い。 | しっとりでさらさら |
スプレータイプ | 手軽に使えるため塗り直しがしやすい。 | さらさら |
ローションタイプ | 爽快感があり肌への負担が少ない。 | さっぱり |
普段遣いなら、SPF「10~30」・PA「+~+++」のクリームタイプを選べば大丈夫です。
外回りが多いなら、SPF「20~30」・PA「++~+++」のクリームタイプを選びましょう。
使うシーンや使い心地で日焼け止めは選ぶ。
【質問②】男性用と女性用の日焼け止めの違いは?
男性用の方がサッパリしていたり、洗顔料で落とせるタイプが多くあります。
しかし、洗顔料では落ちにくいためクレンジングを使う必要があります。
そのため、男性用や女性用など気にせずに使って大丈夫です。
男女の日焼け止めには大きな違いはない。
【質問③】ニキビの上から日焼け止めは塗っていいの?
塗って大丈夫です。
紫外線を浴びることで、酸化してニキビが悪化する可能性があるためです。
ただし、ニキビが悪化する可能性があるため、「ノンコメドジェニックテスト済み」の日焼け止めを塗りましょう。
ノンコメドジェニックテスト済みの日焼け止めなら、ニキビが悪化しにくい。
【質問④】雨や曇りでも塗ったほうがいいの?
雨や曇りの日でも日焼け止めを塗りましょう。
紫外線は天気に関係なく、一年を通して降り注いでいるためです。
天気による紫外線率
天気 | 紫外線率 |
---|---|
快晴時 | 100% |
晴れ | 80~90% |
薄曇り | 70~80% |
曇り | 65% |
雨 | 20% |
雨でも曇りでも紫外線は降り注いでいるため、天気に関係なく日焼け止めを塗りましょう。
紫外線は天気に関係なく一年降り注いでいる。
【質問⑤】毎日塗ると肌に負担にならないの?
肌への負担にはなります。
ただし、日焼け止めを塗らずに、紫外線を浴びるほうが肌へのダメージは大きいです。
肌への負担を減らすためにも、下記のポイントを意識しましょう。
- 【ポイント①】SPF10~30の日焼け止めを使う
- 【ポイント②】PA+~++の日焼け止めを使う
- 【ポイント③】クレンジングを使って落とす
- 【ポイント④】落とした後はスキンケアをする
肌への負担を減らすために選び方と使い方を意識する。