- 化粧水は冷蔵庫で冷やしていいの?
- 冷蔵庫と常温ならどっちがいいのかな?
- 正しい保管方法ってあるの?
まず結論からいいますと、化粧水やフェイスパックは冷蔵庫で保管してはダメです。
冷蔵庫で冷やしてはダメな理由はこちらです。
- 【理由①】化粧水やパックが劣化するため
- 【理由②】肌への浸透率が下がるため
- 【理由③】肌を傷付ける可能性があるため
もし、冷蔵庫で保管をしてしまうと、肌を傷つける可能性があるため注意しましょう。
この記事では、100種類以上の化粧水を使ってきたスキンケアエキスパートの私が、化粧水やパックを冷蔵庫で冷やしてはダメな理由をお伝えします。
化粧水やパックを冷蔵庫で保管してはダメな3つの理由
化粧水やフェイスパック(マスク・シート)を冷蔵庫で冷やしてはダメです。
冷蔵庫での保管がダメな理由は、以下の3つの理由があるためです。
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では詳しく見ていきましょう。
【理由①】化粧水やパックが劣化するため
1つ目の理由は、化粧水やパックが劣化するためです。
冷蔵庫で保管した場合、「冷温」→「常温」と温度変化が起こります。
この急な温度変化で、化粧水やパックが結露する可能性があります。
結露によって使用期限が短くなる可能性があるのです。
化粧水やパックは冷やす前提で作られていないため、常温で保管しましょう。
冷蔵庫で冷やすと温度変化で劣化する。
【理由②】肌への浸透率が下がるため
2つ目の理由は、肌への浸透率が下がるためです。
冷やした化粧水やパックを肌にのせると、毛穴が引き締まってしまいます。
毛穴が引き締まることで、肌への浸透率が悪くなるのです。
肌への浸透率が悪くなると、肌が乾燥して「肌荒れ」や「ニキビ」の原因になります。
そのため、肌の乾燥を防ぐためにも常温で保管しましょう。
肌荒れやニキビを防ぐためにも常温で保管をする。
【理由③】肌を傷付ける可能性があるため
3つ目の理由は、肌を傷付ける可能性があるためです。
冷蔵庫で冷やすことで、化粧水やパックで結晶が発生します。
水分が冷えて結晶化すると、氷と同じで「液体」から「固体」に変わってしまいます。
固体に変わるため、肌を傷つける可能性が出てしまうのです。
そのため、肌を傷つけないためにも、常温で保管するようにしましょう。
冷蔵庫で冷やすと発生した結晶により、肌が傷つく可能性がある。
化粧水やパックを保管する4つのポイント【正しい保管方法】
では詳しく見ていきましょう。
【ポイント①】化粧水のふたを締める
1つ目のポイントは、化粧水のふたを締めることです。
ふたを閉めないと、ほこりやちりなどの汚れが入ってしまいます。
化粧水に汚れが入ると、菌が繁殖する可能性があるのです。
そのため、化粧水を使ったらすぐにふたを締めて保管をしましょう。
雑菌を繁殖させないためにも、使ったらふたをすぐに締める。
【ポイント②】直射日光や高温な場所は避ける
2つ目のポイントは、直射日光や高温な場所は避けることです。
直射日光が当たる場所で保管をすると、温度により劣化のスピードが早くなるためです。
商品が劣化することで、化粧水の効果が半減してしまうのです。
そのため、直射日光や高温な場所は避けて保管をしましょう。
化粧水は高温な場所では保管をしない。
【ポイント③】涼しく風通しの良い場所で保管する
3つ目のポイントは、涼しく風通しの良い場所で保管することです。
この理由ですが、化粧水の劣化を防ぐことができるためです。
劣化を防ぐことにより、本来の効果を発揮できるのです。
そのため、風通しのよい涼しい場所で保管をしましょう。
湿気が少ない風通しのいい場所で保管をする。
【ポイント④】フェイスパックは横にして保管する
4つ目のポイントは、フェイスパックは横にして保管することです。
フェイスパックを立てて保管すると、美容液がシート全体に広がらなくなります。
シート全体に染みていない状態で使うと、肌が部分的に乾燥してしまうのです。
そのため、美容液を全体に染み渡らせるためにも、パックは横にして保管をしましょう。
美容液をシートに広げるためにも、パックは横にして保管をする。
化粧水やフェイスパックのよくある質問
では詳しく見ていきましょう。
【質問①】化粧水の正しい使い方とは?
化粧水の正しい使い方は下記の5ステップです。
- 500円玉大の量をのせる
- 手のひらで広げる
- 両頬・おでこ・あごを中心につける
- 目元・鼻・口周り・首元につける
- 全体的に濡れば完了
化粧水を使うときのポイントは、使用量を守ることです。
使用量が少ないと肌の乾燥につながってしまいます。
逆に多くても、肌がふやけてしまい「肌が乾燥」してしまうのです。
そのため、化粧水は適量の500円玉を目安に使うようにしましょう。
化粧水は多くても少なくても肌の乾燥につながる。
正しい化粧水の使い方については、下記の記事を参考にしてください。
»化粧水の正しい使い方
【質問②】化粧水を使うタイミングとは?
化粧水を使うタイミングは、洗顔と乳液の間です。
- 洗顔
- 化粧水
- 乳液
乳液の後に化粧水をつけると、油分のふたによって弾かれてしまいます。
化粧水が弾かれると、肌の内部が乾燥してしまい「ニキビ」の原因になるのです。
そのため、「①洗顔」→「②化粧水」→「③乳液」の順番でつけましょう。
化粧水は必ず乳液の前につける。
正しいスキンケアのやり方については、下記の記事を参考にしてください。
»メンズスキンケアのやり方
【質問③】フェイスパックの使い方は?
フェイスパック(マスク・シート)の使い方はこちらです。
- 洗顔をする
- 化粧水をつける
- フェイスマスクを顔に貼る
- 10分を目安に剥がす
- 乳液をつける
フェイスパックを使うポイントは、10分以内に剥がすことです。
長い時間パックをしたままだと、乾いてしまい肌の水分を奪ってしまうためです。
肌の水分が奪われると、肌が乾燥して「しわ・ニキビ」の原因なってしまうのです。
そのため、フェイスパックは10分を目安に剥がすようにしましょう。
肌の乾燥を防ぐためにもパックが乾くまで貼らない。
正しいメンズフェイスパックの使い方については、下記の記事を参考にしてください。
»フェイスパックの正しい使い方
【質問④】化粧水・フェイスパックの使用期限は?
化粧水・フェイスパックなどの使用期限は、未開封で3年・開封済みだと1~3ヶ月以内です。
使用期限
種類 | 未開封 | 開封済み |
---|---|---|
化粧水 | 製造日から3年 | 開けた日から3ヶ月以内 |
フェイスパック | 製造日から3年 | 開けた日から1~3ヶ月 |
乳液 | 製造日から3年 | 開けた日から3ヶ月以内 |
洗顔料 | 製造日から3年 | 開けた日から3ヶ月~半年 |
石けん | 製造日から3年 | 開けた日から半年~1年 |
クレンジング | 製造日から3年 | 開けた日から3ヶ月~半年 |
美容液 | 製造日から3年 | 開けた日から3ヶ月以内 |
使用期限は、未開封なら製造日から3年間は使用することができます。
開封済みだと、空気に触れて酸化するため、開けた日から3ヶ月以内に使うのがオススメです。
使用期限は、未開封で3年・開封済みだと3ヶ月~半年以内。